5月31日に行われた記者会見では、ジョンさんの光一さんに対するスキンシップぶりが目立ちました。隣のポジションだったということもあり、入場の時や写真撮影などの時にたびたび肩に触れ背中をたたき、というスキンシップを繰り返していたんです。リラックスさせようとしたのか、期待しているぞというエールなのか、大好きで仕方ないのか。ジョンさん流の距離の縮め方なのかなあとほほ笑ましく見ていました。
5/31舉行的記者會中,John對光一的親密接觸讓人印象深刻。也許是因為站在旁邊關係,不管是在進場時還是拍照時間時,很自然地搭肩或是拍背的舉動常常目睹。不知道是想讓光一輕鬆還是因為充滿期待的鼓勵訊息,還是喜歡到自然出現這些行為,看著John式的縮短距離讓人不由得微微一笑。
まずは、ジョンさんのインタビューから、光一さんに対する印象の部分を引用してみましょう。
首先先引用John的訪談中,所提到的對光一的印象內容。
【記者】光一さんに対する印象は?
對光一的印象如何?
【ジョン】すごく尊敬しています。大好きです。あれほどの大スターの方は、自分がもう持っているもので満足してしまっている人が多いけれど、でも彼はもっと違うものをやろうとしている。自分の殻を破って何か違うところに行こうとしている。それは、とても勇気がいること。高いところにいると、落ちるときはものすごい距離を落ちることになる。でも、彼はさらに上に行こうという勇気がある。同じような状況にある人、既にビックスターだった人と仕事をしたことがあるのですが、彼は落ちる距離ばかり気にしてしまっていた。そういう人と仕事をするのは難しくて、恐怖心が大きく過ぎたり、ほかの人のことをまとめられなかったり。でも、光一さんはそういう感じじゃないんですよね。いつもベストを尽くしてやりたいという思いを強く持っていらっしゃる方で、新しいことに挑戦しようとしている。ものすごく、いい印象を受けています。彼はもう何もする必要するがない、これ以上努力する必要はない、既に大スターで新しいことをあえてしなくてもいいのに。だから、それをしようとすることはものすごいなと感じています。
我打從心底尊敬他。非常喜歡他這個人。像他這樣的大明星,通常都會自身的感到滿足,但是他卻意圖挑戰新事物。想要打破自己的框架,去看到更不同的風景。那真的是非常充滿勇氣的舉動。畢竟你爬得越高,當掉下時的距離也是不容小勘的。但是他卻有繼續往上爬的勇氣。我以前有個同樣狀況,已經是大明星的人一起工作過,但是那個人卻一心只在意失敗時會掉得有多慘,跟這樣的人一起工作不容易,因為對失敗的恐怖感戰勝一切,也無法領導其他人。但是光一卻完全沒有這些問題。總是用盡全力意圖做到做好,不畏任何新挑戰。這是我對他最印象深刻的地方。明明他已經是什麼都不需要做,也無須更加努力,更不用說迎向新挑戰的大明星。所以他對新事物的挑戰心讓我真的非常敬佩。
・・・大絶賛ですね。このコメントを聞くと、スキンシップの意味が分かる気がします。片や、光一さんのジョンさん評はいかがなものでしょう。
讚不絕口呢。聽了以上發言,剛剛John對光一的充滿好感的舉動也不難理解了。另一方面,光一對John的看法又是如何呢?
【記者】ジョン・ケアードの評判は?
你對John的印象是?
【光】 さっき会見で芳雄くんがいったように、魔法を持っている。まさに、そんな感じで。すごい心の奥底を見られている気にならない?
剛剛芳雄也提到,彷彿是充滿魔法的人。我也這麼認為。有時候會覺得他似乎可以看到了自己內心深處的想法似的。
【芳】いい演出家って、そういいますよね。
厲害的演出家,就是這樣呢。
【光】奥底を見られて、それを自然にヒュッと取り上げてくれる。
看透你的內心深處,然後自然取之純粹之處。
【記】考えていることを読まれる?
好像在想什麼都被看透了的感覺?
【光】そんな気になる。すごく不思議な。
的確有這種感覺,真的是非常神奇。
・・・この光一さんのジョンさん評を聞くと、ジョンさんの先ほどの光一さん評の重みがまた違って心に響きます。既に、ジョンさんと仕事がしたことがある井上芳雄さんと違って、光一さんがジョンさんと組むのは初めて。というより、SHOCKではジャニーさんや光一さん自身が演出してきたわけですから、外部の方に演出をつけられること自体が初めてなんですよね。その状況で世界的巨匠とやることになったのですから、光一さんの勇気というものは計り知れないと思います。光一さんのインタビューから、破格の舞台に対する率直な思いを語っている部分を引用してみましょう。
聽了光一的感想之後,再回想剛提到的John對光一的看法,可以感受到話中背後的深意,令人玩味。跟以前曾與John合作過的井上芳雄不同,光一是與John首次聯手,此外「SHOCK」的演出部分也都是光一自身或是社長負責,像這樣演出其他演出家的作品還是頭一遭。而且這次還是跟世界知名的巨匠,光一的勇氣真的是超乎想像。在此引用一小段從光一訪談中,談到對這是破天荒規模舞台製作的直率感想。
【記】10年以上前から新しい舞台をやりたかったそうですが、やりたいここまで破格の陣容の舞台が実現するとは、という気持ちですね。
似乎從十年前開始你就想要挑戰新的舞台劇,這次想要做的事情以超乎想像的豪華陣容得以實現,內心的想法是?
【光】そうですね。それはそうですね、うん。なんか自分の想像よりもさらにすごいことになってしまったなっていう恐怖ですね。何をやるにしても、常に恐怖は感じているんですけど。でも、この年になってもまたチャレンジできるというのは幸せなことですし、もう一度自分の身をそういう場所においてやれることはとっても刺激的だなって思うんです。芳雄くんにはすっごい、迷惑をいっぱいかけると思います。
是的,說的沒錯。嗯,事情發展地比自己想像中的還厲害,不由得內心感到恐怖。不管是做什麼.我總是跟恐懼心為伍,但是長到這年紀還有機會可以像這樣嘗試新挑戰,真的是非常幸福的事情。可以讓自己置身在這環境中演出,也是對自己充滿刺激。雖然我覺得會給芳雄添很多麻煩就是了。
・・・素直です。謙虚です。ここまで率直に恐怖心を語ってくれるとは、と驚きました。ジョンに対して、光一さんのこのコメントを伝えてみました。
真的是既誠實又謙虛。沒想到光一會坦言自己的恐懼,讓人驚訝。我們也跟John提到光一說的這番話。
【記】光一さんは破格の舞台が実現したことに、「恐怖」を感じているそうです。
光一對這次破天荒規模的舞台劇得以實現,內心似乎感到十分恐懼。
【ジョン】でも、怖いっていいことですよ。ちょっと恐れがあることはいいことだと思います。といいうことは、それに向けて最大限の努力をするということですから。困難に立ち向かうのは悪いことではないと思います。一番よくないのは、自信過剰なことですから。
感到恐懼是件好事。為什麼會這麼說,因為有了恐懼,人才會為此做出最大限度的努力。面對困難並不是什麼壞事。最怕的反而是自信過剩的狀態。
・・・ほら、光一さんの言うとおり、光一さんの思いをヒュッと取り上げてくれてますよね。
哇,真的跟光一說的一樣,能夠瞬間看透光一真正的想法。
さらに、光一さんはこの舞台に対しての重みを感じさせる言葉を話していました。既に歌の稽古が始まっている中で、歌詞やメロディーがどんどん変わっているという話をしている部分です。
此外,光一也自然在言語間透露出對舞台劇的熱忱。現階段已經開始了歌唱部分的排練,但是不管是歌詞或是旋律都日漸變化。
【光】演者がまずそれを歌っているところを聞いてみて、ジョンとアレンジャーのブラッド・ハークがこうしようってどんどん変えていくんですね。覚えたメロディーも変えられたし。「どんどん変わっていくぞって。それはあなたたちが素晴らしいからこうしたくなった」って言うんですよね。そういった意味では戦い、ですよね。どれだけ稽古の時から、ジョンとか音楽班に見せられるか。それによって出来がかわってくる。そういった意味で恐怖ですよね。完成形がない。
John跟編曲家ブラッド・ハーク會先讓演員們唱一遍,然後聽了之後再開始著手改變,記好的曲調又會被重寫。他們說「會不斷繼續改編喔,那也是因為你們太厲害了,害我們才會想越做越好」。在這意味上,就等於是場戰鬥。光是在排練時,能讓John跟樂團看到怎樣的程度,進而衍展到他們能改編到什麼程度,一切息息相關。這一點也讓人十分膽戰心驚,似乎不存在完成體。
・・・もう一つ、本番まで2か月間、という話の中で出た言葉です。本来、2か月の稽古というのは結構長いのです。それに対して、光一さんは以下のように語っています。
還有一點,這是到正式演出的排練時間為期兩個月。本來兩個月算是長了,但是光一卻提出了以下的意見
【芳】最長ですね。僕にとって2か月というのは。
對我來說,兩個月可能是有史以來最長的。
【光】2か月は長い。でも現時点では足りないですね。
兩個月的確很長,但是現階段來看卻覺得不夠用。
・・・この「足りない」発言もジョンさんにぶつけてみました。
我們當然也跟John提到光一的「不夠用」這句話。
【記】光一さんは2か月では足りないと言っていました。
光一似乎覺得兩個月的時間不夠用呢。
【ジョン】それより長い時間は割けない。それより長くなっちゃうと、何が面白かったか何が興味深いかどんどん失っていってしまうので、リハーサルし過ぎっていうのも決していいことではないんです。会見でもいいましたが、演劇はPLAY(遊び)なのだから。何かすごい楽しいことをやるんだという思いを持ち続けた方がいい、あまり深刻になりすぎないことです。ピカソが言った言葉ですが、芸術は決して終わることはない。楽しく見放すという瞬間があるだけで、完成形はないという言い方をしているんですね。やれることやって楽しんでやって、はいもう終わりっていってやらないと、永遠に終わらない。ずうっとやり続けるということはしない方がいい。ずうっとやり続けることもできるけれど、どこかでやっぱり手放さなきゃいけない。
也沒有辦法騰出更長的時間了。而且時間拖得越長,反而會失去其中的醍醐味跟其深奧之處。排練過頭也絕對不是件好事。我在記者會上也有說到,「演戲其實就是PLAY(玩),所以心情上最好是覺得自己在做件非常有趣的事情會比較好﹐過度反而不好。畢卡索曾說過,藝術是沒有完成的一天。」
・・・くしくも、「完成形はない」という言葉が、光一さんからもジョンさんからも飛び出しましたね。でも、光一さんの場合は、完成形がないから大変というニュアンスですが、ジョンさんが引用したピカソの言葉は完成形はないから諦める時はサッと諦めようという意味合いが込められています。これまた、光一さんの奥底にある悩みをすくい上げてくれているようなコメントですね。
不可思議地,不管是從光一還是John口中都出現了 「沒有終點」的這句話。光一的場合是表示,因為看不出終點所以很辛苦,但是約翰則是引用了畢卡索的話,這是因為沒有終點,所以隨時都可以是終點。似乎又把光一內心的煩惱看得清清楚楚。
光一さんにとって、新たな挑戦となる「ナイツ・テイル」という舞台。光一さんは計り知れないプレッシャーとの戦いもあると思います。でも、ジョンさんは、そんな光一さんの立場や気持ちを全て理解して、大きく包んでくれるかのようです。そんな互いの発言を聞くことができて、「ナイツ・テイル」という舞台に対する期待がさらに大きくなってきました。そして、光一さんにとっても、一歩踏み出して良かったと思える作品になることでしょう。
對光一來說,舞台「騎士物語」是全新的挑戰,相信他本人一定跟巨大的期待跟壓力奮鬥中。但是John完全能理解光一心情以及立場,將一切都包容在心。聽取兩方的發言後,讓人對「騎士物語」的期待更加膨大。相信對光一來說,全新挑戰的本作,勢必會成為非常重要且有意義的作品吧。


文章來源<2018.6.15>
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